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061124

「在宅入力情報保障」の実証・運用実験 (2006年版)

この活動テーマを取り上げた理由は2005年版の「会員募集について」を参照してください。

この実験に参加する方は入力に守秘義務を求められるため、「ラルゴ」に入会していただきます。
守秘義務の詳細(研究のためのログの扱いや発表方法なども)については、議論し詰めて行きたいと考えます。

実証・運用実験は、以下のステップで進めたいと思います。

当初の計画(050801)は、ここをクリックしてください。
2006年1月時点の計画は、ここをクリックしてください。


1)今までの実験経緯と今後の進め方

<図−1>

図-1が、これまでの実験の概要と、今後の進め方です。
CamCastとSkypeを試し、費用的にはSkypeが優れているのですが、現場の状況を視覚的に確認できる動画の魅力が捨て難くCamCastも継続して実験することにしました。
PaketiXが有料化されたことと、Hamachiの日本語版ができたことから、VPNソフトをHamachiにすることにしました。
ところが、Hamachiでは、CamCastのIPアドレスをVPNとして認識できないことが分かり、CamCastはPaketiXとの組合せで実験することになりました。
ポートの穴あけは、一部のルーターではポート開放ができないことが分かったことと、全国のサークルがトライし始めたことなどから、行わないこととしました。


2)ステップ5
<目的>
愛媛大の講義を週1回半年間、インターネットを使って在宅入力することで、「在宅入力情報保障」を全国のサークルが実施した場合の問題点を検出し、対策を検討する。

<内容>
講義内容や利用者などについては、情報を公開できません。
以下の2つの方法で運用実験を行います。

@CamCastを利用する方法

06年9月の検討では、図−2のようにHamachiとCamCastを使った方法を予定していました。
ところが、その後の予備実験で、HamachiではブリッジしたCamCastのローカルIPアドレスをVPNに組み込めないことが分かりました。
(これに関する情報をお持ちの方はいませんか?)
このため、計画を変更して、図−3のPaketiXを用いた方法で実験することにしました。

<図−2>

図−3の方法は、ステップ4aの方法と同じです。
この方法では、サークルが採用するには、PaketiXサーバーの運用という技術的なハードルとPaketiXとCamCastの費用というハードルがあります。
しかし、インターネット環境と技術の急速な進歩から、近い将来、簡単かつ廉価な方法が出現するであろうと予想(期待)して、動画配信を用いた運用実験を行うこととしました。


<図−3>

図−3の「PacketiXサーバー」「CamCastトランスミッター」「ビデオカメラ、マイク」などの設備と、「CamCastによる動画・音声の配信」は愛媛大学総合情報メディアセンター村田研究室にお願いしています。


ASkypeとHamachiを利用する方法

図−4は、SkypeとHamachiを用いた方法です。
ステップ4bのSkype+PaketiXの組合せで、PaketiXをHamachiに変更しています。
PacketiXが有料でサーバーを立てなくてはいけないのに対して、Hamachiは無料でサーバーを立てる必要がありません。
全国のサークルが導入する場合、ハードルが低い方法と言えます。

<図−4>

図−4の「Skypeサーバー」は、イメージです。Skypeを利用しているユーザーのパソコンをサーバーとして借用するという方法を取っているらしいのですが、詳細は分かりません。
「マイク」などの設備と、「音声の配信」は愛媛大学総合情報メディアセンター村田研究室にお願いしています。

3)日程

図−5が今後の日程案です。
07年9月ごろに結果を発表することを目標にしています。

<図−5>



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