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「在宅入力情報保障」の実証・運用実験


この活動テーマを取り上げた理由は「会員募集について」を参照してください。

この実験に参加する方は入力に守秘義務を求められるため、「ラルゴ」に入会していただきます。
守秘義務の詳細(研究のためのログの扱いや発表方法なども)については、議論し詰めて行きたいと考えます。

実証・運用実験は、以下のステップで進めたいと思います。

1)ステップ1
実験に参加するメンバーのインターネット環境の動作確認をします。

メンバーの自宅のパソコンで、IPtalkを使った通信を試します。
利用を想定される場所(利用者の自宅、学校など)でIPtalkの通信が受信できることを確認します。
この段階では、音声はインターネットを使わず、テレビなどを入力の対象とします。
在宅入力での連携入力の方法に慣れるため入力練習をします。
通信の機密保護のため、IPtalkの「暗号化通信機能」を使います。


2)ステップ2
利用者が音声をインターネットを使って送信できるか実験します。

音声をYahooMessangerを使って(インターネットを介して)入力者に送信します。
無料のソフトと簡単なマイクで、情報保障が可能な品質の音声をインターネットで送信できることが必要です。
利用者が音声を送信するために、マイクなどの機器類の設定をする必要があります。
情報保障の利用場所は、インターネット環境や音声設備が整っている学校などが想定されます。


3)ステップ3
在宅入力の運用実験を行います。。

利用者、入力者の調整をする「受け付け係り」を置きます。
依頼や入力可能の連絡は、メイルで行います。
情報保障の方法は、ステップ2で行った方法です。
運用上のいろいろな問題(緊急時の対応など)を検証します。
予約なし依頼に対応する、「即時対応」の運用の可能性も検討してみたいと思います。
「即時対応」をするためには、待機入力者が必要となります。
この「即時対応」情報保障を実現できるのは、現実的には、ボランティアの在宅入力しかないのではないかと考えています。


4)ステップ4−a
「受け付け係り」機能の自動化(次回案)

ステップ3の運用実験が成功すれば、このステップに進むことができます。
利点、欠点、両面ありますが、在宅入力情報保障が大規模に行われる場合、「受け付け係り」機能を持つサーバーシステムは必要となると考えます。


5)ステップ4−b
利用パソコンの携帯電話化(次回案)

ステップ3までの在宅入力情報保障の利用場所は、インターネット環境が整っている学校などが想定されます。
利用者の表示機と音声送信に携帯電話を利用できれば、利用場所の制約が少なくなります。
携帯電話を使う情報保障の利用依頼は、予約なしの「即時対応」が多くなると想像されるので、ステップ3の「即時対応」の運用実験が成功しているとより有用な情報保障となる可能性があります。
IPtalkの入力を携帯電話に表示させる仕組みを開発する必要があります。
携帯電話の音声を入力者にインターネットを介して送信する方法を考える必要があります。
携帯電話ではなく、モバイル端末ならばステップ3と同じになり、技術的なハードルはかなり低くなります。




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