IPtalk講習会のカリキュラム例

●IPtalkの使い方の講習会のカリキュラムの例です。

●IPtalk9e5を使った講習会だったので、現在のバージョンを使う時とは異なる点があります。


 IPtalkを使ったPC要約筆記講習会 (案) 

サークルなどで、PC要約筆記の講習会を開く時の参考にしてください。

対象者:手書きの要約筆記者でタッチタイプができる人

(聴覚障害者理解、要約や聞き溜めの方法、キー入力の練習などは不要とする)


第1回

1)準備作業(1時間)

@LANカードのインストール、AIPアドレスのセット

2)LANの基礎知識(30分)

@必要な機器類と接続、AIPアドレスとは

3)取りあえず使ってみる。(30分)<実習>

@IPtalkの起動と終了方法、A 接続して2人で入力してみる。B各ページの説明


第2回

4)入力操作の基礎知識(45分)

@表示・入力ページの説明(スムーズ画面、ワープロ画面)A修正の仕方(「送」ボタンの使用。F9キー)Bスライドマーカーの使い方、Cマウスを使わない操作方法、D入力した文の保存方法

5)見やすい画面の作り方(30分)

@表示指定ページの説明(行数や桁数の指定方法)、A設定の保存の仕方。(自動読読込表示設定について)  B一人入力画面、表示専用画面、Cスクロール速度の調整(自動加速)、D変換中の文字色の指定

6)2人入力の方法(45分)<実習>

@2人入力の考え方、A「空行のみ改行」の使い方、BFキー登録の使い方、C入力時クリアメッセージ


第3回

7)ノートテイクの入力方法(30分)

@1台で行う場合、A表示専用パソコンを使う場合、B盲ろう者や学校の講義の入力(スクロールリモコン)

8)プロジェクターやテレビに表示する方法(1時間)<実習>

@プロジェクタ、スキャンコンバータの接続の仕方、A位置合わせの方法B表示がゆらぐ時

9)前ロール流しの方法(30分)<実習>

@前ロールページの説明、A 前ロールの作り方、流し方(複数の前ロールの扱い)、B前ロールと違う事を話された時の対応、C前ロール連動スクロール、D行番号付き前ロールのハードコピーを作る方法


第4回

10)本格的な情報保障(講演会、会議などでの入力の実際)(1.5時間)<実習>

@パートナーページの説明(入力班について)、A5台体勢(表示専用+2人入力×2組)、B7台体勢(表示専用+2人入力×2組+修正担当+前ロール担当)、C8人モニター、D枠無し表示

11)IPtalkを使った練習の仕方(30分)<実習>

@1人で入力練習する(前ロールの自動流し機能、ワープロ画面スクロールバー表示)、Aサークルなどで、2人入力の練習をする方法(OnAirモニター)、B練習問題の作り方