6-16-19)「RichEditの行の挿入エラー」



「RichEditの行の挿入エラー」は、いろいろな原因で発生する。

1)起動直後にRichEditの初期化(?)が終わっていない内に文字を書き込むとエラーとなる。
2)特定の文字コードを書き込むとエラーとなる場合がある。
XP,2000は、0x00,128,160,0xfd,0xfe,0xffで行挿入のエラーになる。
95,98,meは、エラーとならない。
3)clear()してから「×」をAddすると行挿入エラーになる。
4)その他、いろいろなケース

エラーとなったという報告を得るたびに原因を推定して対策しているが、今一つ原因がはっきり分からない場合が多い。

以下は、05年〜の対策履歴



050122/IPtalk9s80/IPtalk9i53
1)「パートナー」ページの「通信を暗号化する」のチェックを入れた時、パスワードが異なる暗号文を受信した場合は「空行を表示」するようにした。(たまに、チェックにひっかからず意味の無い文字の羅列が表示される場合もあります。)
異なるパスワードで暗号化された文を受信し、文を表示した時、「RichEditの行の挿入エラー」が起こる場合があり、最悪IPtalkが異常終了してしまうことがありました。
パスワードを間違えたまま気付かずに入力し続ける場合を想定して、通信は届いているのが分かるように空行を表示するようにしました。

050130/IPtalk9s81/IPtakl9i54
1)「■が残ってしまう」「RichEditの行の挿入エラー」の不具合対策。
表示が乱れる文字コードや「RichEditの行の挿入エラー」になる文字コードを表示する前にチェックし「@」に置き換えて表示するようにした。
これに伴い、9i53で追加した「パートナー」ページの「通信を暗号化する」のチェックを入れた時、パスワードが異なる暗号文を受信した場合に「空行を表示」する機能は廃止し、同様に「@」に置き換えて表示するようにした。これは、空行を表示するのでは、パスワードを間違えたまま気付かずに入力し続けていることが分かりづらいため。
<注意>
表示に入力していない「@」が表示される場合は、次のことなどをチェックしてください。
 a)「通信を暗号化する」の「パスワード」を間違えている
 b)LANの通信状態が悪くて文字化けしている
 c)入力している文がユニコードなど、シフトJISではない。
チェックは、入力部などで入力した文と受信した文について行うので、ワープロ画面で直接入力した場合はチェックされません。

050224/IPtalk9i58
1)「確認修正パレット」の「入力をパレットに送信する」を使っている時、入力部や「確認修正パレット」で「×」を入力した時に「RichEditによる行挿入エラー」となる不具合の対策。
この不具合対策で、「確認修正パレット」の6番目の枠に入力が溜まる方法を、1入力づつ改行して溜める方法から、「空行のみ改行」の様に行を連結して溜める方法に変更した。
(これは、9i25からの不具合です。)
2)「確認修正パレット」の「パレット連動」を使っている時、「×」と入力すると「RichEditによる行挿入エラー」となり、他のIPtalkが強制終了してしまう不具合の対策。
(これは、9i35からの不具合です。)

040308/IPtalk9s54
4)「RichEdit行挿入エラー」の不具合の対策
自動消去を10分おきに、「6000行以上、または、60Kバイト以上」の場合に9s51で変更したのを、従来と同じ「1000行、または、10Kバイト」に戻した。

050311/IPtalk9s86/IPtalk9i61
1)スプラッシュウィンドに「×」ボタンを追加した。
処理の遅いパソコンで、起動時に「RichEditでの行挿入エラー」が出た時に手動でスプラッシュウィンドを消すため。

050319/IPtalk9s87/IPtalk9i62
1)処理の遅いパソコンで、起動時に「RichEditでの行挿入エラー」の対策。

050415/IPtalk9s88/IPtalk9i63
1)処理の遅いパソコンで、起動時に「RichEditでの行挿入エラー」の対策を別の方法に変更した。

050523/IPtalk9s90/IPtalk9i65
2)起動時の「RichEditの行挿入エラー」対策
表示設定ファイルの無効な指示行を「説明」ページに書き出すのを止めた。

050601/IPtalk9s91 050611/IPtalk9i67
2)「パートナー」ページの「自分のパソコン」の「IPアドレス」に不正なIPアスドレスが入力された時に、「説明」ページにメッセージを書き出すのを止めた。
起動時に不正なIPアドレスを検出した場合に、「説明」ページに書き出すと「行挿入エラー」となる可能性があるため。



「表示部」の「フォント」をHG丸ゴシックM−PRO、DFPPOP体 など、HやDで始まるフォントに設定すると、このエラーが出ます。
他のフォントを指定してください。

4-6-5)HG丸ゴシックM−PRO、DFPPOP体などのフォントを指定するとRichEditの挿入エラーとなる。