5-1-17) 17日目 カラオケ風色変り表示(9s,9h)

(「保存」ページの「初期値に戻す」のボタンを押してから実習してください。)

17日目は、カラオケ風色変り表示について勉強します。

この機能は、9sシリーズと9hシリーズのみです。

リモコンで操作するとカラオケの「色変わりスーパー」の様に表示文の色を変える事ができます。





色が変わるのは、スムーズ画面です。

また、9sシリーズでは、歌詞の流し方と色変りを記録する「カラオケ前ロール」の機能もあります。

「補助ウィンド」ページの「カラオケ風色変り表示」の「リモコン表示」のボタンを押すと「カラオケリモコン」が表示されます
(下図は、9sシリーズの「カラオケリモコン」です。

まず、1台で色を変えるのを試してみます。

A)1台でカラオケ風色変りを試す(9s,9h)

  (9sシリーズ、9hシリーズのみ)  
No 操作 操作した時の反応
A1 「補助ウィンド」ページの「カラオケ風色変わり表示」の「リモコン表示」のボタンを押します。 「パートナーが指名されていません」とメッセージがでますが、「ok」ボタンを押して消します。
「自分の色を変える」のチェックが入ります。
カラオケリモコンが表示されます。
A2 入力部で1画面分、何か入力します。  
A3 カラオケリモコンの下のスライドレバーを右にスライドさせます。 表示の色が変わる事を確認してください。
A4 カラオケリモコンのウィンドの幅を小さくしてから、スライドレバーを動かしてください。 スライドレバーの移動幅が表示部幅に対応しているので、少しスライドレバーを動かしても色変わりする部分が多く移動する事を確認してください。
A5 「つまみの大きさ」の数字を変えるとつまみの大きさが変化する事を確認してください。  
A6 →キーと←キーでもスライドレバーが動き、色が変化する事を確認してください。  
A7 Shiftキーを押しながら→キーと←キーを押すと、スライドレバーの進み方が速くなる事を確認してください。  
A8 ↓キーと↑キーを押すと、1行づつ色が変化する事を確認してください。  
A9 「移動量」の数字を変えると矢印キーでの移動速さが変わる事を確認してください。  
A10 「変化色」のボタンを押して、変化する色を変える事ができます。 スライドレバーを動かして色が変わっている事を確認してください。
A11 スライドレバーの上の境界は、マウスで移動できます。  

注意
A1
カラオケ風色変わりは、背景色は白しか選べません。
「表示2」ページの「背景ビットマップ」とは同時に使えません。

B)実際にカラオケ風色変りを試す(9s,9h)

実際に使う場合は、表示用のパソコン、歌詞を流すパソコン、カラオケリモコンを操作するパソコンと3台で行います。
Aさんが表示用、Bさんが歌詞担当、Cさんがカラオケリモコンを操作するとします。

IPtalkのホームページの「前ロールの例題」の「例4)カラオケ前ロール例」を使用します。ダウンロードして、IPtalkの実行ファイルがあるフォルダーに解凍しておいてください。

  (9sシリーズ、9hシリーズのみ)  
No 操作 操作した時の反応
B1 AさんとCさんはパートナーになります。
Aさんは、「受信する」のチェックを入れます。
Cさんは、「パートナーに送信する」と「受信する」のチェックを入れます。
 
B2 Bさんは、「テンプレート前ロール」に歌詞を読み込みます。
読み込むのは、解凍した「エリー・歌詞前ロール.txt」です。
 
B3 Bさんが、歌詞を少し先行して流します。  
B4 Cさんが、歌に合わせて、スライドバーを移動し、歌詞の色を変えます。 Aさんの表示の色が変ります。

C)カラオケ前ロールを作る(9s)

この「カラオケ前ロール」の機能は、9sシリーズのみです。

カラオケ風色変えは、タイミングを合わせるのが大変です。
そこで、歌詞の前ロールに合わせて色を変えた操作を、歌詞ごと記録し再現することができます。
従来2人がかりだった操作を自動再現します。

Bと同じ方法でカラオケ風色変りをする時に、「カラオケリモコン」の「前ロールに記録」のチェックを入れます。
Aさんが表示用、Bさんが歌詞担当、Cさんがカラオケリモコンを操作し、カラオケ前ロールを作ります。

  (9sシリーズのみ)  
No 操作 操作した時の反応
C1 AさんとCさんはパートナーになります。
Aさんは、「受信する」のチェックを入れます。
Cさんは、「パートナーに送信する」のチェックを入れます。
 
C2 Bさんは、「テンプレート前ロール」に歌詞を読み込みます。
読み込むのは、解凍した「エリー・歌詞前ロール.txt」です。
 
C3 Cさんが「カラオケリモコン」の「リモコン」ページの「前ロールに記録」の「記録する」のチェックを入れます。 「記録を消去しますか?」とメッセージで出るので、「はい」のボタンを押します。
C4 Bさんが、歌詞を少し先行して流します。  
C5 Cさんが、歌に合わせて、スライドバーを移動し、歌詞の色を変えます。 Aさんの表示の色が変ります。
C6 Cさんは、歌が終わったら「保存する」のチェックを外します。
次に、「カラオケ前ロール」ページの「自動流し」の「初に戻す」ボタンを押して前ロールをまき戻した後、「始/再開」ボタンを押します。
今のカラオケ風色変り表示が再現されます。
C7 Cさんは、できばえに満足できたら、「読込・保存」の「保存」ボタンで保存します。  

ヒント
C1
カラオケの色変りや歌詞の流し方に満足できない場合は、「前ロールに記録」の「記録する」のチェックを一度外して、もう一度入れ、「記録を消去しますか?」に「はい」と答えてから、もう一度トライすます。

注意
C1
「パートナーに送信する」のチェックを入れないと「カラオケ前ロール」は記録されません。
注意
C2
必ず「本番で使う」表示用パソコンで、「本番と同じ」設定(桁数、画面の大きさなど)で作成してください。
注意
C3
色変わりは、必ず画面の上から始まるので、歌詞の前ロールの最初に、表示をクリアーするために「1」「2」「3」などとダミーの行を入れてください。
注意
C4
「保存する」のチェックを入れたままにすると、普通の入力も保存してしまいます。カラオケ前ロールの記録が終わったら必ずチェックを外してください。
注意
C5
<他の人にカラオケ前ロールを渡す時の注意>
表示機の画面設定がまったく同じでないと、色変わりがずれてしまいます。
カラオケ前ロールを作る時に色変わりのタイミングを合わせたパソコンの表示設定ファイルを一緒に渡すのが良いと思います

D)現場でカラオケ前ロールを流す方法(9s)

入力現場で、カラオケ前ロールを流す方法を試します。
「表示用」パソコンと「カラオケ前ロール用」パソコンの2台が必要です。

表示用パソコンは、普通の入力用の設定になっていて、カラオケ風色変りを受信するようになっていないとします。
操作は、全て「カラオケ前ロール用」のパソコンで行います。

  (9sシリーズのみ)  
No 操作 操作した時の反応
D1 表示用パソコンとパートナーになります。
「補助W」ページの「カラオケ風色変り表示」の「パートナーに送信する」のチェックを入れます。
 
D2 「カラオケリモコン」の「カラオケ前ロール」ページでカラオケ前ロールを読み込みます。 下の枠に読み込まれた「カラオケ前ロール」が表示されます。
D3 「補助W」ページの「設定送信」の「設定送信W」ボタンを押して、「設定送信ウィンド」を表示します。「設定送信3」ページの「カラオケON」ボタンを押して、Aさんの表示パソコンのカラオケをonにします。 表示用パソコンの背景色が白になります。
D4 歌に合わせて、「始/再開」ボタンを押します。 表示用と自分とも、歌詞と色変りが開始します。
C5 歌と微妙にずれている時は、「表示全体を遅らせる」のスライドバーで調整します。  
C6 一時的に止めたい時は、「停止」ボタンを押します。再開したい時は、「始/再開」ボタンを押します。  
D7 最初から始める時は、「初に戻す」ボタンを押し、「始/再開」ボタンを押します。  
D8 終わったら、「設定送信ウィンド」の「設定送信3」ページの「カラオケ」の「OFF」ボタンを押して、表示パソコンのカラオケをoffにします。
「設定送信1」ページの「表示フォント」の「背景色」ボタンで元の背景色を指定して、「設定送信」ボタンを押して、背景色を戻します。
終わると「前ロールが終わった」と表示されます。 
表示パソコンの背景色を元に戻します。

カラオケ前ロールが完成したら、メイルで送ってくださいな。
ライブラリにして、ホームページで公開できる良いと思っています。

以上で、17日目の勉強は終わりです。
お疲れさまでした。