4-1-6)表示のスクロールが間に合わない

スクロール速度は、「表示2」ページの「表示部スクロール速度」で調整します。

「スクロール速度自動加速」にチェックを入れると、表示が遅れた時の自動的加速を指定ができますが、やはり、通常の表示速度で、間に合うように調整したいものです。

「スクロール移動量」を大きすると、スクロール速度は速くなります。
「スクロール間隔」を小さくしても、スクロール速度は早くなるはずですが、大抵のパソコンでは規定値の「30」が限界と思いますので、通常はいじりません。

「スクロール移動量」を大きくすれば速度は早くなりますが、スクロールがぎこちなく動くようになります。
このため、速度をとるかスムーズさをとるかの妥協点を選ぶことになります。

しかし、この妥協点を事前になんとか選んでも、その時の話者の速度が事前に分からにいりで、入力が始まってから「間に合わない」と気づくことが多いと思います。
また、会議などで、大勢の人が次々話し始めたり、あるいは、要約ができないような事前原稿を読まれたりすると、表示が一気に遅れてしまうことになります。

そのような時は、スクロール速度を遠隔操作できる、sシリーズの「設定送信ウィンド」の「設定送信1」ページの「スクロール速度」を使ってみてください。

「スクロール移動量」をUpDownのボタンで増減できるので、忙しい入力現場でも(なんとか)使うことができると思います。

<040623追記>
9iシリーズで入力している時に9sシリーズを立ち上げるのは手間と思い、9iシリーズでスクロール速度を変更できるようにしました。
9i34以降の「テンプレート前ロール」の「設定送2」ページの「スクロール速度」で「移動量」を変更できます。